巡礼の出発地Sahagunへ移動
翌日は3時に目が覚めて二度寝をしてやっと5:30湯船に浸かれるのも今のうちにと思いもう一度シャワーを浴び湯に浸かる
翌朝チャマルティン駅から特急に乗ってレオンへ向かう
テロ対策だかなんだかで出発の15分くらいにならないと電車の出発するホームが分からない仕組みになっているのでホームが発表されるまで、適当なお店で朝ごはんのサンドウィッチとフルーツを買う
よく分からないがイベリコという文字の入っているサンドイッチにして見た
店員さんが店内で食べるように準備をしだしてしまったので、ガイドブックの指差し会話帳のページを見せると笑って袋に入れてもらえた
昨日以来やっとちゃんと他人と意思疎通をした気がして少し気が楽になる
そしてホームの改札へ
チケットを見せると「下半分はどうしたの?切っちゃったの?それじゃダメだよ!」みたいなことをスペイン語で言われた気がした
チケットは事前にネット購入し印刷してきたが、下半分が広告だけで意味がないと思って切り取ってしまっていた
今のままではとりあえず電車に乗れないが、スペイン語が分からないのでどうしたらいいのかも分からない
すると後ろにいたお姉さんが英語を話せ「窓口に行って券を再発行すれば良い。時間もあるし大丈夫」と教えてくれた
窓口で券を印刷してもらい無事改札を通り荷物検査をし自分の席に向かうが、そこにはおじさんの姿が…
号車を間違えたかと思ってチケットを見せて外でタバコを吸ってたにいちゃんに聞いてみるが間違ってはいない
しょうがないのでおじさんにチケットを見せて席が間違ってないかアピールをする
するとおじさんは「ここ8号車をじゃないの?」と言ったらしく周りの人は「9号車だよ。8号車はこっち」的なことを言ったらしくとりあえず自分の座る席ができた
少しドキドキした
各号車は日本の電車に比べて短くて、各車両の前の画面には現在時刻と速度が表示されていた
電車に乗る時に今までの人生で感じたことのない目線を電車に乗る時に感じた
やっぱり周りがヨーロッパの顔の中でアジア人の顔だと目立つし珍しいのだろうか
朝ごはんはサンドウィッチ
イベリコと書いてあるサンドウィッチなので当然生ハムが入っている
あともちろん食べられないトマトも…しょうがないので食べてみる
するとなんと全然大丈夫
なんで今までトマトがダメだったんだろうというぐらい自然に食べられる
おそらく日本のトマトに比べて味が薄いこともあるのかもしれないし時期が悪いからあまりいいものでないのかもしれない
サンドウィッチはパンにバジルと若干のビネガー、オリーブオイルがしみ込んでいてバジルと薄切りのトマト、生ハムが挟まっていた
出発から少しすると段々と日が昇り広大な大地が照らされ始めてきた
今まで見たことのない真っ平らで平らな畑が広がる景色
日の出とともに霧が晴れどんどん明るくなっていく
こんな中を歩けると思うとワクワクしてくる
気付けばすぐにレオンに着く
てっきり途中駅かと思って寝過ごせないから寝なかったのに終着駅だった
次の電車まで1時間40分駅で待ってるのも嫌だし街に繰り出してみる
市街地に向かうところで渡った川なんとも個人的にはヨーロッパらしくとても感動した
レオンの街を進んでいくと城壁を超えて旧市街へ入る
すると足元に貝殻マークが埋め込まれている!
初めて見た!
あまりこれ以上行くのもネタバレな感じがして嫌なので程々にして引き返すことにする
この道を二日後に向こう側からやってくるのだろう
サアグン行きの電車に乗ろうと待っているといかにも巡礼者風の出で立ちの体格のいいおじさんに会う
目が青くてなんとなく英語が喋れそう
向こうから会釈してきたので話しかけようと思ったがなんとなくためらわれる
またどうやら電車が遅れてるらしく駅構内で待つ
すると女子大生みたいな日本人の2人組がやってきた
なかなかマニアックなところに来る旅をするもんだ
電車の中ではイヤホン配布、新聞配布がある
イヤホン配布はもらえたが、新聞配布は配る気のないくらいの速さで通り過ぎて言ったのでもらえなかった
車内を通り過ぎた乗務員の人に次の駅がサアグンかと聞くもよく分からないらしく「サアグンって駅よく分からないけど似た感じの名前の駅が次だから多分そうだよ」なんて言われる
たぶん地名の読み方が違ったんだろう
そして程なくしてサアグンに到着する